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【国盗り物語 ~織田信長編~】3~4巻 by司馬遼太郎

2012年08月14日 07:30

 前編の斎藤道三編に比べると全体的にテンション低い文章で、淡々と終焉に向かって書かれたという印象を持ちました。
 織田信長編となってはいるけど、織田信長半分、明智光秀半分。いや、はっきり言えば明智光秀編、と言いたくなるような明智光秀描写が多いように思ったのは、ワタシが明智光秀に思いのほか肩入れしたからでしょうか。
とにかく明智光秀描写が目に付き、インパクトがありました。
 
 今、【新史太閤記】の下巻を読み終えようか、というところまできているのですが、歴史小説で司馬遼太郎氏を選んで正解だったな、と思っています。
なぜなら、彼は外国人にも解るように小説を書いたそうで、外国人とはいうけど実は日本史に詳しくない人が読んでも読み続けられるような書き方にしているわけです。だからワタシみたいに日本史わかんない、って人が読んでも問題ないように細かいサポ-トが「付記」として話の合間に挿入されているのです。コレが井上靖氏だったら、もう、知らなきゃわかんねぇよ、ってな感じで話が読めないところがあります。そういうハ-ドルをできるだけ下げて逸話と合わせて楽しめる仕組みになっているのは、そういう気持ちがあったからで、お陰でワタシは日本史がとっつき易くなり、益々興味がわきました。

 それと滋賀、京都方面の地理が解っていてよかった、と今回しみじみ思いました。
 斎藤道三編で美濃や尾張が頻繁に出てくるのですが、岐阜については関が原から先は、もう全くわからん状態。尾張なんて更にわからん状態。だから、どういう地理関係(ポジション取り)で戦ったのか、皆目検討がつかないのです。
 ここ3年前から滋賀や我が町の郊外にある・・・というか隣の八幡周辺をふらふらしていましたが、ぶらついて正解でした。合戦、合戦時の武将の配属場所、移動ル-トの動きが解るので、どんだけムチャやったか、どこでしのぎを削ったか、浅井家の縄張り範囲など、地名を見て地理が頭に浮かんで親近感が湧くし、面白さが倍増したように思います。そして今後も滋賀、八幡は通い続けるでしょうが、今までとは違う視線を加わえ、これらの土地を眺める事になるでしょう。姉川の合戦場所や小谷城跡など、琵琶湖の北東周辺を巡ってみたいと思っています。
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